現地小学校のHort(学童保育)

さて、昨年ドキドキの入学式を迎えた長女もこの9月から2年生。その少し前、8月からは晴れてHort(学童保育)にも通う許可を貰うことがやっとできた。

んで、このHortなんですが!

日本でも共働きの親の増加で、私の子ども時代にはちょっと暗いイメージだった学童保育も利用者が増えて、学校でそのまま見てもらえるようになった。少なくとも、横浜市ではそのようにやっていた。

ここベルリンでも同じように、学校での授業が終わった後は大半の子どもがHortで夕方まで時間を過ごす。で、この「大半」ってのが実はポイントだったんだよね・・・。

長女は、1年生の間はHortには行かず、無料で利用できる「Schulklub(シュールクルップ)」に行っていた。授業の終わった後、給食(!ベルリンは小学校でみんな給食食べられるんだよ!もちろん、希望しないという選択もできるのがミソ)を食べて、宿題も保母さんが見てくれて、午後二時まで好きに過ごすって感じのところ。ドイツの小学校に行くだけでストレスだろうから、わざわざ預ける時間の長いHortは必要ないだろうと思っていた訳です。

しかし、担任の先生からは何度となく「Hortに行ったほうが良い」と言われ、それは長女のドイツ語習得に役立つという事だけでなく、クラスの殆どの子ども達がHortに行っているから友達になりにくいという事も言われていて、よく聞けば22人中18人がHortに行っていて、保護者への連絡用のメッセージボードもHortにあったりして(これは終業パーティの頃になるまで知らなかった)かなり重要な役割をもっているところだったのだけど、その認識は私達はまったく持てずに1年目を過ごしてしまった。

長女のドイツ語の為だけに行かせなくちゃいけない、ぐらいにしか思っていなかったので、先生から促されてHort申し込みの手続きは進めたものの、焦りなど微塵もなかったので結局申し込みから受諾されるまでに8ヶ月かかった。

つい先日、新年度の学級懇談会があったけれど、その時クラスの保護者全員の前で先生達はHortではどんな事をするか、どんな事を目標にしているか、などを1時間かけて説明してくれた。その事実だけとっても、学校生活におけるHortの重要性がわかる。具体的には、宿題をする時間や、クラブ活動のような時間があったり、劇場へ観劇にいったり、公園へ遊びに行ったり、内容はじつに多彩。また、午前中の授業で学んだ事の復習、理科の実験などをもう一度やってみたりするなど、完全に授業をフォローする場としての役割が与えられている、そんな印象だった。

いやー、まいったな。

そんなに重要だったなんて、1年間知らんかったよ。

Hortでも色々と教えてくれるんじゃ、それじゃまるでGanzentagsschuleみたいなものじゃない?といってもその実態はよく知らないのだけど・・。

これじゃHortに行く子と行かない子でずいぶん差ができるんじゃないかしら。

しかしこれこそ情報格差だなとしみじみ実感しました。やっぱ死ぬ気でドイツ語やらなくてはいかんな。

制作者近影

制作者 : 樋口 美徳(ひぐち みのり)
Webデザイナー・グラフィックデザイナー・イラストレーター
美大卒業後インターネット黎明期に独学でWebサイト制作を学び、1999年より日本の会社でデザイナーとして2008年まで勤務。勤務中2007年にドイツ・ベルリンへ移住し、以後フリーランスとして働いています。
夫と長女(大学生)、長男(高専生)の日本人4人家族でドイツ生活絶賛サバイバル中です。

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