起動しなくなったWinXpを回復コンソールで復活 その2

回復コンソールを使って、レジストリを修復して再びWinXPが立ち上がったものの、画面は殆ど初期状態でインストールされているプログラムも殆どエラーが出て立ち上がりません。何よりもマイドキュメントにあるはずの画像たちが一枚もない。

そこで、ドライブC:の中のDocuments and settingsを開いて見ると、Owner以外のリネームされたフォルダを発見。レジストリを無理やり書き換えた為に、以前のOwnerフォルダは無視されて、新しいOwnerフォルダが出来上がっていたのでした。

メーカーのプリインストールマシンでなければ、ここでもうOKだったろうな。後でセーフモードで入って見てわかりましたが、メーカー物のプリインストールマシンってAdministratorが隠れてるのね。WindowsのCDはついてこない訳だから、回復コンソールも使えないし、OSのみの再セットUPをする為には、PCを購入後に自分でCD-ROMを6枚くらい焼かないといけない。それは、クリックひとつふたつで簡単に出来るようにしてあるけれど、初心者さんには重要性が理解できないし、しかもWindowsアップデートとかでシステムに変更があると、もうそのCD作成機能は使えなくなっちゃう。 せめてOSのCDは別物として付属させるべきだよなぁと改めて思いました。

さて、そこからしばらくは無理やりDocuments and settingsのデータを移動させたり、色々やってみましたがどれも効果なく。

USBも2.0を認識してくれず、DVDもうまく動かない。Windowsが微妙に狂ってるので、DVDドライブがちゃんと動かない。ネットワークも設定できないので、LANでつなげてみても共有ができない。折角Winが復活してHDにアクセスできるようになったのに、データを外に出す手立てがないのでは、やはり2.5インチHDDを取り出すしかないのか?とあきらめかけたそのとき、ふとIEEE1394に目が留まりました。

そこで早速、手持ちの外付けHDDをIEEE1394でつなげてみると・・・おお!見事認識~!マイコンピューターのなかにもディスクが一つ増えてるや~ん!

という訳で、残っていたユーザーデータを一通り外付けしたHDにコピーし、無事データの救出に成功しました。

さて、ではこのノートPCをどうするか。リカバリーすると気持ちいいだろうけど、また一からメールやらネットワークやら設定するのも面倒だろうし・・・と考えていて、ふと

レジストリの破損により Windows XP を起動できなくなった場合の回復方法 パート2

をやってみようと思い立ちました。パート1で完全復活できなかったらパート2まで進めましょう、とまでは書いてないけれど、よく読めば

この資料の手順では、回復コンソールとシステムの復元を使用します。また、この資料では、回復処理が完全に実行されるために必要な手順が特定の順序で記載されています。すべての手順が終了すると、システムは問題発生前の状態に非常に近い状態に戻ります。

って書いてあるじゃないですか~。

そんな訳でパート2をよ~っく読みながら(よ~く読まないと理解できない。スキルがぎりぎりなので–;)おっしゃるとーりに進めていくと・・・おお!起動しなくなる前の状態に戻ったよ~^O^/!!

まあ、正確にはなぜか「デスクトップ」のデータだけは回復せず、なぜか「セーフモード」で立ち上げたAdministratorアカウントだとデスクトップ上に現れるので、そこからOwnerアカウントにファイルをコピーしましたが。OKでしょう!

これですっかり土日を潰してしまいましたが、すっごく達成感&充実感。久しぶりの自己満足。 これだからPCって面白いのよね~。

友人には後日、「すっかり元通りになってる!」と大変喜ばれ、ドイツ語習得がままならずヘコみ気味な私にも誇れるものがある!とちょっと元気になったのでした。

制作者近影

制作者 : 樋口 美徳(ひぐち みのり)
Webデザイナー・グラフィックデザイナー・イラストレーター
美大卒業後インターネット黎明期に独学でWebサイト制作を学び、1999年より日本の会社でデザイナーとして2008年まで勤務。勤務中2007年にドイツ・ベルリンへ移住し、以後フリーランスとして働いています。
夫と長女(大学生)、長男(高専生)の日本人4人家族でドイツ生活絶賛サバイバル中です。

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